PS2エミュレータPCSX2の導入と設定方法について


古くなったゲーム機が使えなくなってしまって、ゲームソフトだけが残ってしまったことがありませんか。

そんなときにはゲーム機と同じようにPCで使えるエミュレータが役に立ちます。

ubuntuではこういったゲーム機のエミュレータがインストール可能なパッケージとして提供されているので簡単にインストールすることができます。

今回はその中でも再現性が高いとされるプレイステーション2(PS2)エミュレータ「PCSX2」をインストールして使ってみた備忘録です。

PCSX2について

2002年に開発が開始された プラグインタイプのエミュレータであり、ハードウェアのスペックと互換性の向上により近年は3Dゲームの動作も実機と大差なくできるタイトルが増えてきているものの依然要求スペックは高い。

2Dゲームでは、3GHz前後のデュアルコアCPUがあれば、オンボードVGAで動作するものもあるが、3Dゲームでは、2016年時点のハイエンド機、3GHz以上のデュアルコアCPUに、GeForce GTX 1050 Ti以上のスペックが必要である。

BIOSをPS2の実機から入手する仕様となっているため、PS2の実機を用意し、BIOSをPCに抜き出す必要がある。

PCSX2のインストール

ubuntuではpcsx2が公式のリポジトリにもあるようですが、最新版を入手するならリポジトリを追加します。リポジトリの追加は add-apt-repository です。ppaはppaリポジトリ情報(launchpad.net)でppa:[user]/[ppa-name]となっています。

このPPAは、最新の安定バージョンを提供します。毎日の不安定なビルドは、https://launchpad.net/~pcsx2-team/+archive/ubuntu/pcsx2-dailyからダウンロードできます。

$ sudo add-apt-repository ppa:gregory-hainaut/pcsx2.official.ppa
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install pcsx2

となっていますが、実はubuntu20.04LTSでは標準のaptリポジトリにpcsx2が入ってたりしますので次のコマンドでインストールできます。ただし最新版ではありません。

$ sudo apt update
$ sudo apt install pcsx2

PCSX2の初期設定

PS2実機からBIOSを取り出す

はじめにBIOSを準備します。

PS2のBIOSは次の手順で吸い出すことができます。

  1. PCで初期化したUSBに「BIOS吸い出しツール一式」を入れる
  2. PCに入れた空のDVD-Rに「FreeDVDBoot」をフリーソフトで焼く
  3. PS2の設定画面で日本語→英語に変更して電源切る
  4. PS2に先程の細工をしたUSBとDVD-Rを入れて電源入れる。
  5. DVDプレイヤーが起動し、エクスプローラーが表示されます
  6. mass:DUMPBIOS-MASS.ELFを起動する
  7. USBに吸い出しされる
  8. PCで5つのファイルが生成されていたら成功!

詳細は次のサイトがわかりやすくて参考になりました。

【備忘録】PS2のBIOS吸出し方法

用意できたBIOSは /home/[ユーザ名]/.config/PCSX2/bios にコピーします。

PCSX2の起動

端末から起動する場合は大文字で PCSX2 と入力します。

$ PCSX2

初期設定画面

次の画面でBIOSとプラグインを選択します。

PCSX2起動後にも設定は変更できます。

コントローラーの設定

PCSX2が起動したらゲームを読み込む前にコントローラーの設定を行います。

ISOイメージの読み込み

ゲームイメージ(.iso)の取り出し方は前回の投稿にあります。

dvdbackupを使ってDVDイメージを取り出す方法

dvdbackupよりも実はもっと簡単にPS2イメージを作成方法があります。

アプリケーションの検索から「ディスク」と入力して起動します。

ゲームDVDデバイスを選択して右上の「ディスクイメージを作成」をクリックするだけでコピーできます。拡張子が.imgですが.isoに変えても問題ありません。

「システム」→「Boot iso」からゲームイメージファイルを選択します。

無事にゲームが起動できればOKです。

PCSX2に不具合があった場合の設定

実はこのPCSX2ちゃんと起動できるゲームの種類が多いことで有名ですが、それでも中には起動できなかったり、動きが遅かったりするゲームもあります。

画面動作が遅い場合の設定変更

画面の一番下にある「プリセット」のチェックを外してフレームスキップを「常にスキップ」にします。

デフォルトで2のフレームスキップ数を3にします。

フレームスキップだけだと動きがギクシャクしてしまうのでスピードハックを有効化します。

変更するのはEEサイクルレート 0 → 1 、EE Cycle Skipping 0 → 2 です。

これだけでかなり安定します。

ゲームが途中で止まる(フリーズ)

ゲームによりますが、凝ったオープニングムービーで始まる場合にフリーズすることがあります。

PCのスペックによることが大きいのですが、設定でオープニングを飛ばしてフリーズを回避することもできます。

設定画面からゲームフィックスを選択します。

「ゲームフィックスを手動で設定する」にチェックをいれます。

「Skip Mpeg hack」または「EE timing hack 」にチェックを入れることで改善する可能性があります。

まとめ

今回は古くなって使えなくなってしまったゲーム機をubuntu でエミュレータとして起動させることをしてみました。

個人的にゲーム好き(特に昔のゲーム)なのでこの話題を取り上げてみました。

BIOSを吸い出すことはかなり上級者向けだと思いましたがあえて載せてみました。

ですので、この部分がクリアできれば問題なくゲームを始めることができます。

基本的に設定変更をしなくても普通にゲームを始められるのですがプラグインなど変えることで更に高画質、高音質を実現できるようですので試してみてはいかがでしょうか。

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